私が米国株投資を始めたのは、2019年10月です。
それまで国内株や日経平均連動レバレッジ2倍をちょこちょこ投資していたのですが、やはり日本国内の資産のみ持っていることは将来的なリスクと思っていたため、海外資産に投資していきたいと思ったのが米国株投資を始めた理由です。
米国株投資を始める場合、AppleやAmazon、Google(Alphabet)、Meta等の個別銘柄への投資をいきなり始めるのは躊躇しますよね。
当然私もそうでした。
そこでまず、積立を利用してコツコツ投資するインデックス投資がいいのではないかとの結論に至りました。
但し、日本もそうですが、2008年のリーマンショックから右肩上がりに米国経済は復調していましたので、「だいぶ株価が上がっている今から積立開始する気にはなれない、、、」という私の同僚の意見もありましたが、まずは少額からでも始めてみようということで「楽天証券」に口座を開設しました。
そして、いろいろリサーチした結果、まずはつみたてNISA枠を使って、投資信託の「楽天・全米株式インデックスファンド」に投資しました。
コロナ発生時にマーケットが大きく下げたこともあり、その下げた局面で定期積立していたことによって口数を多く買うことが出来きたため、結果、その後とのマーケット回復で大きな含み益を得ることが出来ました!
しかし、知識や経験が増えてくるにつれ、米国ETFの存在がだんだん気になってきました。
というのも米国ETFにもメリットが多くあるからです。
そうです!
インデックス投資として選択肢として出てくるのが、「米国投資信託」と「米国ETF」です。
米国投資信託と米国ETFのどちらに投資すべきか迷いましたが、結果的に私の場合は「米国投資信託」に継続投資しています。
それは次の理由によるものです。
米国投資信託 > 米国ETF
米国ETFではなく米国投資信託を選んだ理由、それは、、、
「最終的なコストパフォーマンス」です。
確かに米国ETFは「費用が安い」というメリットがありますが、それを上回るパフォーマンスが投資信託にはあります!
具体的にお願いします、、、
例を挙げてみましょう!
S&P500インデックスに連動する投資信託とETFの比較です。
■S&P500投信とVOO積立の比較
項目 | 投資信託 | ETF |
投資金額(年間) | 1,000,000円 | 1,000,000円 |
経費率 | 0.10% | 0.03% |
経費額 | 968円 | 300円 |
配当率 | 再投資として元本組入れ | 1.26%(直近実績) |
配当額 | 0円 | 126円 |
配当課税 | 20.315% / 外国税控除無し | 20.315% / 外国税控除無し |
課税額 | 0円 | 2,560円 |
通算損益 | 1,011,632円 | 1,009,740円 |
如何でしょうか?
100万円投資した場合、通算損益で投資信託の方がETFよりも1,873円多いシミュレーション結果となりました!
確かにETFは経費が安い(投資信託の1/3)ですが、四半期毎に配当があり、この配当について課税される分が通算損益に大きなインパクトを与えます。
長期投資家の場合、この差は結構大きいと思います。
米国ETFのメリットとして、「経費が安いこと」の他に「個別株同様にタイムリーに買付、売却が可能」ということが挙げられます。
この点、投資信託の場合、(投資信託によっても多少違いはありますが)注文してから約定するまでに1-2営業日かかります。
タイムリーに取得または売却できないことで、チャンスを逃す可能性もありますが、長期投資家の場合、基本短期売買はないと思いますので、この点はあまりデメリットと思っていません。
結論
長期に渡って積み立てしていく場合、
「米国ETFの配当課税インパクトが大きいため、配当分が再投資される米国投資信託の方がメリットを享受できる。」
というのが、私の結論です。
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